「シャリアピン」ステーキ
先日、近所のすごくおいしい洋食屋さんに行ったところ「シャリアピンステーキ」というメニューが目に留まり、早速注文してしまいました。
というのも、このシャリアピンステーキの「シャリアピン」は、20世紀前半のロシアの名歌手フェオドール・シャリアピン(1873-1938)から名付けられたものだからです。
オペラ歌手のコンサートや録音はあまり聴く機会がありませんが、このシャリアピンやハインリッヒ・シュルスヌスなど、男性の美声も魅力的です。
さて、なぜステーキに「シャリアピン」という名がつけられたかですが、どうやら1936年(昭和11年)にシャリアピンが来日公演した際に、歯の具合が悪く、柔らかいステーキが食べたいという要望に応えて、帝国ホテルの料理長さんが考案したことが由来のようです。
“Feodor Chaliapin LOC 37847u“. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.